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ICTで「人に向き合う時間」を取り戻す。
地域と共に、あたたかく進化する介護を。

2024年11月より、浜石の郷の施設長を兼任しています。
着任以来、まず意識しているのは「ご利用者様と向き合う時間をどう増やすか」。介護現場はこれまで“人の力”に頼ることが当たり前でしたが、私はICTを積極的に取り入れることで業務の無駄を減らし、結果としてご利用者様と関わる時間を確保することを大切にしています。
現在は情報共有やスケジュール管理の効率化を推進することで、職員が互いの予定や記録をリアルタイムで確認できるようなりました。結果として「報告・連絡・相談」にかかる時間が減り、ご利用者様へのケアがより丁寧にできるようになりました。介護職にとってICTはハードルが高い部分もありますが、一歩ずつ慣れながら“人の手を活かすためのツール”として根付かせたいと考えています。将来的にはAIの活用も視野に入れ、書類作成などの負担軽減を目指しています。

また、地域とのつながりも重視しています。2か月に一度、社会福祉協議会の建物を借りて認知症講座を開催し、介護や福祉に関する情報を広く発信。相談員だけでなく、デイサービスや各部署のリーダーが直接参加し、自分たちのサービスを地域に伝える機会にもしています。相続やお金の相談会など、暮らしに関わる専門家を招く取り組みも好評です。

職員には「心のこもった介護」を何より大切にしてほしいと伝えています。どんなに効率化が進んでも、介護の本質は“人と人”です。慣れによって言葉や対応が機械的になると、サービスの質は必ず落ちます。浜石の郷が求めるのは、協調性を持ち、仲間と支え合える人。未経験でも、リーダーがしっかり教える体制があります。海外からの実習生も共に働くグローバルな環境で、お互いを尊重しながら学び合える職場です。
介護の仕事は、「ありがとう」の言葉がそのまま自分の存在意義につながる仕事。ここから、ICTと人の心が調和する新しい介護を一緒に創っていきましょう。

浜石の郷
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