ご利用者様の「できた」を一緒に喜べる。だから、この仕事が好き。
私はケアかんばらで介護スタッフとして働いています。もともとは浜石の郷で十三年ほど勤務し、二年前にこちらへ異動してきました。特養とデイサービス、両方を経験して思うのは、ケアかんばらの一日はとても濃くて、あっという間に過ぎてしまうということです。朝ご利用者様をお迎えして、そのまま入浴介助、食事、体操やレクリエーション、おやつ、そして帰りの送迎まで。本当にギュッと詰まっていて、「気づいたら夕方」という日ばかりです。短い時間の中でできるだけ多く関わりたいので、仕事のテンポ感は自分に合っているなと感じています。
仕事の中で大切にしているのは、目線を合わせること。ご利用者様は座っていることが多いので、私は少し腰を落として顔の高さを合わせます。あまり硬い敬語だけにならないように、でも失礼にならない距離感でお話しする。そうすると、ご利用者様が安心してくださるのが伝わってきます。
心に残っているのは、夏祭りのイベントです。金魚すくいや輪投げをしたり、盆踊りを職員も一緒になって踊ったり、ご利用者様の笑顔がたくさん見られました。私自身も本気で楽しんでしまって、終わった後に「楽しかったよ」と言っていただけた時は、胸がいっぱいになりました。
職場の雰囲気はとても良く、正職員は少ないですがパートさんたちが本当に頼もしく、困った時はすぐ相談に乗ってくれます。体調のことや家庭のことまで気軽に話せるので、精神的にもとても支えられています。休みもしっかり取れる環境で、平日のお休みを使って買い物やマッサージに行くなど、無理なく働けています。
介護の仕事は「大変そう」と言われることも多いですが、私は初めてこの仕事をするとき、「赤ちゃんを育てたことがあれば大丈夫だよ」と言われて気持ちが軽くなりました。ケアかんばらは自立されているご利用者様も多いので、体力面も思っていたほど負担ではありません。そして何より、ご利用者様からの「ありがとう」が、毎日の励みになります。カレンダー作りのレクリエーションで「上手にできたよ」「嬉しいよ」と言っていただけた瞬間、また頑張ろうと思えます。
不安があっても大丈夫です。やってみないと分からない魅力が、この仕事にはたくさんあります。私たちと一緒に、ご利用者様の笑顔をつくる仕事をしてみませんか。
