子育ても看護も、ここならどちらもあきらめなくていい。
私はわだの里で看護師として働いています。以前は急性期の病院で勤務していましたが、出産をきっかけに「違う形で看護に関わりたい」「家庭と仕事を両立したい」と考え、介護施設であるわだの里への転職を決めました。病院との一番の違いは、医師との距離感です。病院ではすぐそばに医師がいて、何かあればすぐ相談できますが、ここでは嘱託医が週に一回来る形です。ご利用者様の体調変化に一番近くで気づき、最初に判断しなければならないのは看護師です。その分プレッシャーもありますが、「自分の判断がご利用者様の安心につながっている」と実感できる場面が多く、やりがいにもなっています。
印象に残っているのは、けがや皮膚トラブルが少しずつ良くなっていく過程を、ご利用者様やご家族と一緒に喜べた時です。「きれいになってきたね」「ありがとう」と笑顔で声をかけていただけると、看護師としてここで働いていてよかったと心から思います。病院と同じ“看護”でも、生活の場に寄り添うからこそ見える表情があると感じています。
私は2人続けて出産し、約3年弱産休・育休をいただきましたが、その間も職場から「ゆっくり子育て頑張ってね」と温かい声をかけてもらい、復帰もスムーズに受け入れてもらえました。保育園に通い始めた頃は、子どもが月一回は熱を出すような状況でしたが、急なお休みにも嫌な顔ひとつせず調整してくれる職場です。同じように子育て中の職員も多く、お互い様の気持ちで支え合えるのが心強いです。
職場の雰囲気はとても明るく、スタッフ同士の仲も良いと感じています。仕事の相談はもちろん、子育ての悩みも気軽に話せる相手がいることは、働き続けるうえで大きな安心材料です。
「看護は続けたいけれど、病院勤務は今の生活と両立が難しい」「子育てをしながら無理なく働きたい」という方には、わだの里の働き方をぜひ知ってほしいです。ご利用者様の生活に寄り添いながら、自分の家庭も大切にできる。そんな看護の形を、一緒につくっていけたら嬉しいです。
